浮気調査を依頼する前に、相手を問い詰めない方がいい?
「夫が浮気をしているかもしれない」
「妻の行動が最近おかしい」
「どう考えても誰かと会っている気がする」
そう感じたとき、まず本人に確認したくなるのは当然のことです。
「浮気してるんじゃない?」
「誰と会っているの?」
「探偵に調べてもらおうと思っている」
と、相手を問い詰めたくなる方も少なくありません。
しかし、浮気調査を検討している段階では、対象者に不用意に問い詰めたり、調査をしていることを察知されるような行動を取ったりすることは、できるだけ避けた方がよい場合があります。
今回は、実際に浮気調査をご相談いただく際にも重要になる、**「調査を始める前に依頼者側が気をつけておきたいこと」**についてお話しします。
なぜ、調査前に相手を問い詰めない方がいいのか?
例えば、対象者に対して、
「最近、誰かと会っているでしょう?」
と質問したとします。
対象者が本当に浮気をしていた場合、本人が警戒するきっかけになる可能性があります。
その後、
- 外出する曜日を変える
- 帰宅時間を変える
- 移動手段を変える
- 浮気相手との連絡方法を変える
- 会う場所を変える
- 一時的に接触を控える
など、それまでとは違った行動を取る可能性があります。
もちろん、問い詰めたから必ず行動が変わるということではありません。
しかし、これまで自然に続いていた対象者の行動パターンが変わってしまえば、調査の計画そのものにも影響する可能性があります。
特に、これから調査を開始しようとしている段階では、対象者に「何か疑われている」と思わせないことが重要になる場合があります。
「とは言え、浮気を怪しんだら問い詰めてしまう場合も」
とは言え、パートナーが浮気をしているのではないかと疑い始めると、どうしても本人を問い詰めてしまうことがあります。
「誰と会っているの?」
「浮気しているんじゃないの?」
「何か隠しているでしょう?」
と聞いてしまうこと自体は、決して珍しいことではありません。
もし、すでに問い詰めてしまったのであれば、そこでさらに言い争いを続けるのではなく、いったんその話を終わらせ、その後はしばらく普段どおりに接することをおすすめします。
問い詰められたことで相手が警戒すると、浮気相手と会う頻度を減らしたり、会う場所や時間を変えたりするなど、それまでとは違った行動を取る可能性があります。
そのため、しばらくは疑わしい状態のままでも、あえて追及を続けず、どこかのタイミングで「もう気にしていない」という態度に戻すことも一つの方法です。
その間に、相手に警戒されるような行動は避けながら、これまでの行動パターンや外出状況など、現在分かっている手掛かりを整理しておくことが大切です。
「問い詰めてしまったから、もう調査はできない」ということではありません。
一度警戒された場合でも、その後の対象者の行動を見ながら調査方法を検討することはできます。
ただし、自分で無理に証拠を集めようとして相手のスマートフォンを無断で確認したり、尾行したりすることは、別のトラブルにつながる可能性があります。
すでに相手を問い詰めてしまった場合も、焦ってさらに行動するのではなく、まずはその時点で分かっていることを整理して、専門家に相談することをおすすめします。
スマートフォンを勝手に確認することにも注意
浮気を疑ったとき、相手のスマートフォンを確認したくなる気持ちも分かります。
しかし、
「何か証拠が残っているかもしれない」
と考えて、普段とは違うタイミングでスマートフォンを確認しようとすると、相手に疑われる可能性があります。
また、スマートフォンには非常に多くの個人情報が含まれています。
他人のスマートフォンを無断で操作したり、データを取得したりすることについては、状況によって法的な問題が生じる可能性もあるため、「証拠が欲しいから」という理由だけで安易な行動を取ることはおすすめできません。
浮気を疑った場合は、自分自身で無理に証拠を集めようとするよりも、まず現在把握している情報を整理して専門家に相談するという方法もあります。
- 「普段と違うことをしない」ことも重要
浮気を疑っていると、どうしても対象者の行動を気にしてしまいます。
例えば、
「今日はどこに行くの?」
「何時に帰ってくる?」
「誰と食事するの?」
「最近帰りが遅いね」
と、普段より細かく聞いてしまうことがあります。
しかし、それまで聞いていなかったことを急に詳しく確認するようになれば、対象者が「何かおかしい」と感じる可能性があります。
また、対象者が外出する前に、
「今日は帰り遅くなる?」
などと何度も確認することで、本人が自分の行動を意識するようになることもあります。
もちろん、普段どおりに接しているからといって、必ず調査が成功するわけではありません。
大切なのは、調査を意識するあまり、依頼者自身の行動が大きく変わってしまわないことです。
- 依頼者が持っている情報は、そのまま伝えてください
では、何もしない方がいいのでしょうか?
そういう意味ではありません。
むしろ、探偵に相談する際には、現在分かっていることをできるだけ正確に伝えていただくことが重要です。
例えば、
- 最近帰宅時間が変わった
- 特定の曜日だけ外出が増えた
- 急に残業が増えた
- 特定の相手と頻繁に連絡している
- 車の使用状況が変わった
- 以前と行動パターンが違う
- 浮気相手と思われる人物について情報がある
などです。
ただし、ここで大切なのは、
「分かっている事実」と「自分の推測」を分けて伝えること。
例えば、
「毎週金曜日に浮気相手と会っている」
という確実な情報なのか、
「最近、金曜日に帰宅が遅いから、金曜日に会っていると思う」
という推測なのかでは意味が違います。
第3回でもお話ししたように、浮気調査では依頼者様の情報が非常に重要ですが、その情報を事実と予測に分けて整理することが、調査計画を立てるうえでも重要になります。
調査を始める前に相談するという選択
浮気調査というと、
「証拠を集めてから探偵に相談する」
と思われる方もいらっしゃいます。
しかし、必ずしもそうではありません。
「まだ浮気かどうか分からない」
「自分の考えすぎかもしれない」
「証拠は何も持っていない」
という段階でも、相談することはできます。
むしろ、調査を検討しているのであれば、対象者に知られる前に現在の状況を専門家に相談しておくことで、その後の行動を考えやすくなる場合があります。
もちろん、相談したからといって、必ず調査を依頼する必要はありません。
現在の状況を整理して、
「本当に調査が必要なのか」
「調査するなら何を確認すべきなのか」
「どのような情報が必要なのか」
を考えるだけでも、今後の判断材料になります。
浮気調査では「調査を始める前」も大切です
浮気調査は、調査員が現場に出た瞬間から始まるものだと考えられがちです。
しかし実際には、調査を開始する前の情報整理や相談も、調査計画を立てるうえで重要な段階です。
対象者を不用意に問い詰めない。
調査していることを知らせない。
普段と大きく違う行動を取らない。
そして、現在分かっている情報を「事実」と「推測」に分けて専門家へ伝える。
これらを意識するだけでも、調査を検討する際の判断材料が変わってきます。
「浮気かもしれない」と思ったとき、焦って本人を問い詰める前に、まず一度専門家へ相談してみる。
それも、浮気問題を解決するための一つの方法です。
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